俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「感染列島」「おくりびと」よりむしろ瀬々監督が大作撮っていることの方が日本映画の希望です
結局いまだ「おくりびと」を見ていない。DVDかなぁ。ってなこといっているうちに豚インフルですし。

ピンク出身でうまい具合にメジャーの流れにのった滝田監督の後に、全国公開系邦画を担う職業的映画監督って、ピンク映画出身から出てきていないような気がしていました(ま、昔から多くはなかったけど)。そういう意味で瀬々監督は久々にピンクから邦画大作へジャパニーズドリームを果たした監督ということになるのではないでしょうか。

本作のストーリー的な特徴は、クライマックス寸前に回想シーンが登場し、通常伏線を張ってやるべきところをそのクライマックス寸前で表出するという離れ業。これ、頭の固い私などが見ると、「えー」ということなんですが、最初に事件が起こる張り手型で、どんどんストーリーが進んでしまう作品なので、結局ここしかなかったということなんでしょう。昔はそれをどうやって、途中に埋め込むかがシナリオライターの腕のようなイメージでしたけど。それが違和感なく観客に伝わっているのであれば問題なしということなんですね。

キャストで注目なのは、さすがに医者役が板についている妻夫木聡さん、田中裕二さんのお父さん、池脇千鶴さんあたりが役のおいしさもありつつ、いい感じ。
他も、ともすればテレビ的な話題づくり主導のキャスティング印象なのに、みんな悪くなくて、むしろこのキャストで良かったんでない?と納得できちゃうのが妙味でした。

それからロゴのアートワークが大作っぽくていい。

「俺なら」。ホワイトボードに書かれた文字がきれいなまま残り続けるなど、些細なことは多いけどそこ突っ込むとこじゃないですし、なんだか瀬々監督のうまくまとめる技が、すべてを凌駕している印象でした。祝杯。
【2009.04.30 Thursday 19:43】 author : koshiy2010 | 日本映画2009 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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