俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「イントゥ・ザ・ワイルド」90年代という時代なら納得
かなり古いタイプの映画だなぁという気がしました。
70年代くらいの自由を追い求めていくような。

90年代に大学卒業ということは、大体私と同じ世代になります。
現在の視点では主人公の父親の視点になって、ああいう風に家を出ることを理解できませんが、確かに90年代の日本がバブルに浮かれていた頃は、世の中のシステムから逃げ出したいという気持ちは私にもありました。そういう意味で納得できる作品でした。

「俺なら」としては、ただ、現代にこれを再生する時に、もう少し俯瞰的に見つめる何かが欲しいと思ったりもします。アメリカの状況はわかりませんが、日本でいえば、ああいう旅をする前に、今はみんな自殺しちゃうみたいな傾向があるのでは、と思うのです。
結果的には自殺に近いくらいの無謀な生きざまを見せられるわけですが、明らかに時代で変わってきている生き方、死に方みたいなものが、もう少しわかりやすい形で感じられると私的にはもっと好きな映画になった気がしました。

とはいいつつ、同時代につくられたようなあの感触は変え難い魅力があるのも事実。どこに魅力を感じるかという個人的な思いがウエイトを占める感想になってしまいます。そんなことを久々に思い、考える。そういう見方をしている時点で、もしかしたら、この映画の術にはまっているのかも知れません。
【2008.10.17 Friday 16:53】 author : koshiy2010 | 外国映画2008 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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