俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「デトロイト・メタル・シティ」コメデイなのにライブシーンがいい
正直、日本映画のライブシーンって撮り方がよくなかったので、音楽映画とはいえ、コメディ系作品でここまでやってくれるならいうことなし。箱は小さめとはいえ、迫力がありました。

監督の李闘士男さんと脚本の大森美香さんって、今後注目すべき二人だと思っていて、90年前後における金子修介監督と一色伸幸脚本のような勢いを感じます。

李闘士男監督は昨年テレビ「ガンジス河でバタフライ」が初視聴で、この時はクドカン脚本の濃厚さとこの監督のノリがちょっと別の方向での笑いを求めている感じがもったいなかった。またこの時の主演の長澤まさみさんはがんばってはいたし、本人の魅力全開方向で書かれているホンのようでしたが、他のテレビドラマよりはいいけど、それを消化しきれているかというとややきつかったかなと。

今回も松山ケンイチさんの魅力全開方向なんですが、この二人の勢いを逃さず松山さんがキャッチしているので、コメディとして成立しています。コメディはこの成立させるというのが難しくて、企画としては簡単そうに思えても、非現実的なことに流されてしまいがちなんですよ。それをセーブするというか、そんなのがうまかったような気がしました。

また、ちょいコメディな作品で場数を踏んでる加藤ローサさん、大倉孝二さん、もちろん松雪泰子さんの健闘も大きく、特に松雪さんは「白鳥麗子」を知っている世代としてはあの大笑いが聴けるだけでもおトク感があります。

「俺なら」的には些細なんですけど、クライマックスの走りでエキストラの配置の仕方とかにどうしても予算を感じてしまうのが残念です。ライブシーン集中なのでしょうがないですけど、近づくにつれて序々にファンが増えていく感じでなく、割りとごっそりなんですよね。

大きな驚きはないですが、きちんとうまく撮られたコメディでした。疲れている時にいいかも。
【2008.10.13 Monday 00:08】 author : koshiy2010 | 日本映画2008 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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