俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「椿三十郎」どういう期待をするかなんですけど
まぁ、ひとことでいうとがんばったと思います。まずはそのまんまの脚本での映画化に敬意を表したいです。
織田裕二さんのある種モノマネ風な芝居をテレビの特番で見て、えっ、大丈夫?と思っていたので、映画になったら大丈夫だったりするから不思議。っていうか、むしろ徹しているという意味では魅力なのかもと思わせてしまいます。

芝居的には森下千里さんほか2名の腰元たちより鈴木杏さんの方が役の大きさから考えると気になるかなぁ。ああいうキャラだとはわかりますが、ま、正直ゆっくりセリフをしゃべっているだけで、実在の魅力が感じられないのが致命的な気がします。
そういう意味ではあの腰元たちの方が「バカ殿」っぽくてもセリフが下手でもいそうな実在感はあるんですよ。

「俺なら」としては、黒澤監督にこだわりすぎるのがどうかと疑問を投げかけたい。どうしたって、作る方も見る方も、黒澤さんはこうやって、森田さんはこうやった、みたいになるのは目に見えているわけで、対黒澤さんベースでやってたら、想像力に限界が出ちゃう気がしてなりません。例えば、黒澤さんは血しぶき出したから俺は出さないみたいなことになっちゃう。
時代劇って大きな表現的な革命が数えるほどしかない気がします。あの時代の建築があんなに居心地がいいものなのか、9人が算段をしたりするのに神社に集まるのは、集まるほど大きな家がなかったんじゃとか、対黒澤さんというより、対時代劇に対する今の世代の表現者の想像力や思想をせめて追い求めないとならないのではと思いました。
どういう期待をするかですし、ま、面白く見たんですけどね。
【2007.12.21 Friday 23:49】 author : koshiy2010 | 日本映画2007 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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