俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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「HERO」やばっ木村拓哉に泣かされる所だったよ
評価の高い「HERO」ですが、予告はまったくチンプンカンプンで期待を抱かず劇場へ行きました。
他メンバーは割と固い芝居で木村さんだけがフリースタイルというか、今風の作り込まない芝居。でも、ラストの語りのことを考えると相当計算してますわ。泣かされそうになったし。で、普通はこれがアンバランスになりがちなんだけど、この作品の場合、特に前半部で間を使いまくるので、これが妙な味になって調和しているから不思議。レギュラーでやってきた成果でしょうか。
やはり注目は松本幸四郎さん、バンテリン以外で久々に見て、過去作品「遥かなる走路」を見直しちゃいました。(先日映画祭でお会いした佐藤純彌監督というのもあって)
二人の芝居のやり方がライバル感に直結しててなるほどと。
ガールズ系監督としては、木村さんと中井貴一さんにはさまれてる綾瀬はるかさんは、がんばっているけど実力はまだまだ。でもこの布陣に囲まれて育つのはいいやね。贅沢やね。

さて「俺なら」ですが、演技的なまたは演出的な面白味はかなりいいこの作品も、シナリオとしてはやや食い足りないところもあるかなと。証拠のクルマを探すシーンが偶然の会話で韓国に売り払われているのがわかったり、韓国で買った人間を訪ねると偶然…という風に、割とご都合で話が回っている所が多いです。
クルマで引っ張った割には日本に持ちかえって大きな証拠にできないなんていうのも、ちょっと大段取りしてスカを食らう面白さが生きていなかったりします。
あの場合は木村さんが偶然聞くのでなく、他のメンバーが聞いて何のことかわからずにプレスされたクルマを探しまくったあとに海外に売られてたにすると、もう少し偶然が気にならなくなるかなぁ。で韓国行っても同じようにプレスされたもっと多くのクルマの中から探さなきゃになると面白くなるはず。探せば探すほど広がって絞られていかないような。見つけたところに、松本さんの証拠として否定する声が被って、日本に飛んで無駄骨折った二人の表情みたいな編集が見たかった気がします。

とはいえ総じて期待以上の作品ではありました。華やかでした。
【2007.11.02 Friday 23:48】 author : koshiy2010 | 日本映画2007 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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