俺ならこう撮る

映画監督・プロデューサー越坂康史の「もしも」の偏愛的映画感想と日常。
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ジブリ制作部門解体に思う
すでに2年前にこの状況を予見した押井守監督の発言が。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121031/238838/?P=1

ジブリは、フリーで不安定なアニメ制作に従事する人たちに社員制や保育施設などを持ったの「理想郷」をつくろうとしたわけです。
しかし、2年に1本くらいの新作映画は近年1年に1本から2本ペースになっており、これは市場の要求もあったのでしょうが、ジブリスタッフを回さなきゃいけない会社側の思惑でもあったのですね。

大枠では宮崎監督の後継者を育てられなかったという風に言われておりますが、私が某所で学んだ所によると人材育成の黄金パターンは、トキワ荘や宝塚。条件として、「憧れるスターがいる」「仕事がある」「面倒を見る人がいる」ということです。
想像するにこの場合、「スター」=宮崎監督 「面倒を見る人」=鈴木プロデューサーとなるはずです。「仕事」もないわけはないでしょう、と思いますが、やはり「数」はなかったということなんだと思いました。
50億はオーバーとしても、300名を食わすなら、年商20億以上は最低欲しいところ。だが、20億円の予算を集められる監督は巨匠のみでしょうから、そこに特化した営業になっていたってことですね。
つまりは、テレビアニメのような「数」の仕事をしなかったのが、人を育てられなかった敗因ではないかと想像します。

トキワ荘や宝塚は、もちろん仕事の「数」があります。「数」の分だけ人を育てるチャンスがあるということなんだと思います。
解体して、優れた人材が流出すれば、アニメ界としてはまた別の展開があるかも知れませんが、押井監督の発言を見ていると、虫プロが潰れて人材が溢れ出た時とはちょっと違う気もします。どうなるのか、見守りましょう。
 
【2014.08.06 Wednesday 14:32】 author : koshiy2010 | 雑記・日記 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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